FTPを有効にする
FTPを有効にすると、WIKIPLUSサーバーに作成された各インスタンスのユーザーがFTPを使うことができるようになります。
FTPを使うことにより、そのサイトのデザインテンプレートの管理や、静的ページ・素材などの管理をFTPで行うことができます。
ここでは、Red Hat Enterprise Linux 6の場合を例として設定方法をご案内します。
ご注意 FTPを使うことによりインスタンスの設定を変更することもできます。そのため、設定によってはウェブサイトの動作が大きく変更される可能性があることをご考慮ください。 |
パッケージのインストール
WIKIPLUSパッケージのインストールと同時に、Proftpdがインストールされていますので、別途インストールは不要です。
設定ファイルの書き出しとインクルード
WIKIPLUSでは、Proftpd設定用のサンプルを提供しています。このサンプルはテンプレートから生成することができます。
以下のコマンドでサンプルを出力します。
# /opt/JPC/wikiplus/bin/wp_tf -t /opt/JPC/wikiplus/template/proftpd/proftpd.conf.tmpl
出力結果を参考に、/etc/proftpd/conf/wikiplus.confを作成し(ファイル名は例)、/etc/proftpd/conf/proftpd.confでインクルードします。
標準ではdefault.confがインクルードされていますので、不要であれば外します。
ご注意 出力された設定はサンプルです。FTP over SSLやPassiveポート番号など、設計やポリシーにより内容は異なりますので、参考としてご利用ください。 |
/etc/proftpd/conf/proftpd.confの例
Include /etc/proftpd/conf.modules/*.conf Include /etc/proftpd/conf.d/*.conf Include /etc/proftpd/conf/wikiplus.conf
Proftpdの起動
Proftpdを起動します。
# service proftpd start # chkconfig proftpd on
WIKIPLUSのインスタンスの編集URLにログインし、FTPユーザーを作成してFTPアクセスが可能になったことをご確認ください。