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この機能はWIKIPLUS 4.0でサポートされました。
以前のバージョンをお使いの場合はこちらをご覧ください。

レジストリを編集する

はじめに

WIKIPLUSには様々な機能があり、一部の機能には設定画面を持たない多くの設定項目が存在します。例えば、エディタで利用できる色を抑制したり、画像貼り付けで利用できる項目を変えたりと、様々なバリデーションを実現することもできます。

ただし、ここにはWIKIPLUSのシステム設定情報が保存されているため、WindowsのレジストリやFirefoxのabout:configの編集と同様に、設定内容によっては回避不能な不具合が発生することがあります。そのため、上級者向けの設定機能として提供されています。利用の際は、自己責任において操作してください。また、レジストリ編集機能でしか設定できない項目は、将来のWIKIPLUSのバージョンアップにおいて、互換性が保証されたものではないことをご留意ください。設定を変更する前に、バージョンアップ履歴を必ずお読みください。

これらの設定はUserconfigと呼ばれ、YAMLというマークアップ言語で記述されています。YAMLの記述の詳しい説明については、YAMLのオフィシャルサイトをご覧ください。

その他YAML記述の参考になるサイト例:

レジストリエディタはアドバンスト機能として提供され、利用には管理者権限が必要です。

レジストリエディタの動作イメージ

005.png

レジストリエディタを起動する

  1. 管理者でログインします。
  2. 上部のツールバーの「機能」→「レジストリ編集」メニューをクリックします。
  3. 注意文をよく読み、「はい」ボタンをクリックします。

レジストリエディタ画面

001.png

(1) レジストリ入力エリア
この領域に設定したいYAMLを記述します。ここに記述したYAMLがUserconfigに上書きされます。前回設定したものが保存されますので、サイト固有の設定変更情報を貯めておくことができます。
(2) 初期化チェック
チェックを入れると、現在のサイト設定がデフォルトのものに変更されます。意図せずサイト設定が置き換わる場合がありますので、十分ご注意ください。
(3) 「インポート」ボタン
このボタンをクリックすると、(1)の内容をUserconfigに上書きします。
(4) 現在の設定表示エリア
現在のUserconfigを表示しています。Userconfigはサイトプロパティやプラグインの設定など、WIKIPLUSのシステムも書き込みます。
(5) 「閉じる」ボタン
このボタンをクリックするとレジストリエディタを終了します。

レジストリを編集する

ここでは、例としてタイムラインの「LABEL: ニュース」の並び順を降順(DESC)から昇順(ASC)に変更する場合をご紹介します。

この項目は、標準では以下のようになっています(サーバーの設定により変化する場合があります)。

PLUGIN:
  TIMELINE:
    TYPES:
      news:
        LABEL: ニュース
        DISPLAY: 0
        DESIGN: base
        RENDER: list
        OPTIONS:
          ORDER_BY: DESC

こちらに含まれる「ORDER_BY」キーの値を「ASC」に変更します。

変更するためには、必要なキーをすべて含む必要があります。なお、変更しない項目のキーは不要です。



002.png

この場合に必要なキーは、「PLUGIN」→「TIMELINE」→「TYPES」→「news」→「OPTIONS」→「ORDER_BY」であり、「ORDER_BY」キーの値が「ASC」となりますので、以下を(1)のレジストリを入力エリアに記述します。

PLUGIN:
  TIMELINE:
    TYPES:
      news:
        OPTIONS:
          ORDER_BY: ASC
ご注意YAMLは改行やインデントにも意味があります。インデントのスペースの数が異なると、データ構造に違いが発生しますのでご注意ください。
 


003.png

(2)の初期化チェックにはチェックを入れずに、「インポート」ボタンをクリックします。
 


004.png
値が変更されたことを確認します。