WPADMINの使い方

WPADMINとは

WIKIPLUSサーバーに収容されたインスタンスを管理したり、サーバー自体の設定を管理するためのウェブプログラムです。

Web Hosting Managerサービスと連携し、WIKIPLUSに収容されたインスタンスの管理を行うことができます。

WPADMINにアクセスする

WPADMINはブラウザーで操作します。ブラウザーを起動し、WIKIPLUSインストール時に設定したWPADMIN用URLにアクセスします。

WPADMIN用URLは、wpadmin-config.ymlで設定します。

インスタンスの一覧を表示する

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1. WPADMINにアクセスし、「既存サイトのメンテナンス」をクリックします。

収容されているインスタンス一覧が表示されます。

各項目名をクリックすると、その項目でソートすることができます。

 
NoWIKIPLUS内部の管理番号です。この番号はインスタンス作成時に自動付与され、変更はできません。
インスタンスを削除したときは欠番となります。
システムIDインスタンス作成時に指定するIDで、インスタンスのデフォルト管理ユーザーID・公開用URL・編集用URLで使用されます。
システムIDは変更することはできません。
FQDNインスタンスのFQDNです。FQDNはWPADMINまたはサイトプロパティ画面で変更でき、独自ドメインのホスト名も指定可能です。
強制閉鎖インスタンスの強制閉鎖が設定されている場合に表示されます。強制閉鎖はWPADMINで設定可能です。
強制閉鎖したインスタンスは、公開用URL・編集用URL共にアクセスできなくなります。
状態

インスタンスの状態を表示します。

  • 通常
    • インスタンスは通常の状態です。Web Hosting Managerによる変更は発生しません。
  • 予約中
    • Web Hosting Managerによる作業待ちの状態です。
  • 作業中
    • Web Hosting Managerによる作業中です。しばらく待っても「作業中」に変化がない場合、問題が発生している可能性が考えられます。
作業内容

Web Host Managerがインスタンスに対して行う作業です。

  • 新規
    • インスタンスを新規作成します。
  • 更新
    • インスタンスの情報を更新します。
  • 削除
    • インスタンスを削除します。
実行時期

Web Host Managerが作業を行うタイミングです。

  • 即時
    • 次のWeb Host Managerの動作で作業が行われます。Web Host Managerは15秒に1度動作します。
  • 確認待ち
    • 管理者による確認を待っている状態で、作業は実施されません。インスタンスの作成や削除の重要な操作では、管理者による確認作業が必要です。
アドバンスドアドバンスドモードが有効になっている場合に表示します。アドバンスドモードが有効なインスタンスでは、サイト管理者がユーザー・グループを管理したり、FTPアクセスが可能になります。
体験起算日時インスタンスの作成日時です。
契約起算日時有料契約の起算日時です。

インスタンスを新規作成する

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1. WPADMINにアクセスし、「新規サイトの登録」をクリックします。
 

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2. 必要事項を入力し、「確認」ボタンをクリックします。
システムIDシステムIDを半角英数字で入力します。これは、サイト管理者が使う管理者ID、また公開用URL「http(s)://[システムID].example.jp/」と編集用URL「https://edit.example.jp/[システムID]/」で使用されます。
システムIDは変更できず、重複もできません。
サイト著作者名サイト著作者名を入力します。これは、Smarty変数$companynameとして出力されます。
サイト管理者名サイト管理者名を入力します。これは、Smarty変数$authorとして出力されます。
管理者mailサイト管理者のメールアドレスを入力します。このメールアドレスは、システムからのメール送信や、メールフォームプラグインからのメール送信に使用されます。
代理店mailWIKIPLUSのインスタンスを販売した代理店のメールアドレスを入力します。
デザインWIKIPLUSにインストールされているデザインテンプレートを選択します。
デザインテンプレートは各サイトのデータとしてコピーされるため、変更はできません。
WIKIPLUSが提供するデザインテンプレートは別途インストールが必要です。また、独自のデザインテンプレートをインストールすることもできます。
サイト独自のテンプレートを使用するときは「選択なし」を選んでください。
»サイトテンプレートについて
契約起算日時有料契約日「YYYY-MM-DD」の書式で入力します。
未入力の場合、体験ユーザーの扱いとなります。 
 

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3. 入力内容に問題がないことを確認し、「作成」ボタンをクリックします。

インスタンス一覧画面に遷移します。

 

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4. 新規インスタンスの作成は重要な操作のため、管理者の確認が必要です。作成したインスタンスにチェックを入れ、「『確認待ち』から『即時』に変更する」にチェックを入れて「確認」ボタンをクリックします。
 

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5. 選択したインスタンスに誤りがないことを確認し、「実行」ボタンをクリックします。
 

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6. 「実行時期」が「即時」に変化します。Web Hosting Managerの動作を待ちます。
 

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7. 一定時間待って更新すると、「作業内容」が「無し」に変化します。インスタンスの作成が完了し、管理者メールアドレスに編集URLのログインID・パスワードが送付されます。
 

Web Hosting Managerのログについて

Web Hosting Managerのログは、/var/wikiplus/log/deployer.logに出力されます。初めてインスタンスを追加する場合は、tailコマンドでログを表示させながら追加すると状況確認に便利です。

インスタンス追加が成功した場合、以下のようなログが出力されます。

[Fri Jul 24 15:28:52 2015 ] [NOTICE] CMD=deploy PKEY=2 ID=demo SERVER=demo.example.jp TEMPLATESET=design-a TEMPLATECOLOR=blue
[Fri Jul 24 15:28:52 2015 ] [NOTICE] Create Server Directory=/var/www/demo.example.jp
[Fri Jul 24 15:28:52 2015 ] [NOTICE] Create Program Directory : /var/www/demo.example.jp
[Fri Jul 24 15:28:52 2015 ] [NOTICE] Copy Template Set : design-a for demo.example.jp
[Fri Jul 24 15:28:52 2015 ] [NOTICE] Template Set Direcotry = /opt/JPC/wikiplus/share/sitetemplates
[Fri Jul 24 15:28:52 2015 ] [NOTICE] !!!OVERWRITE TEMPLATE SET!!!: set template set name=design-a color=blue
[Fri Jul 24 15:28:52 2015 ] [NOTICE] Template Set Direcotry = /opt/JPC/wikiplus/share/sitetemplates
[Fri Jul 24 15:28:52 2015 ] [NOTICE] Copy user-config.yml : /var/www/demo.example.jp/config/user-config.yml.master.blue to /var/www/demo.example.jp/config/user-config.yml
[Fri Jul 24 15:28:52 2015 ] [NOTICE] Template Set Direcotry = /opt/JPC/wikiplus/share/sitetemplates
[Fri Jul 24 15:28:52 2015 ] [NOTICE] Template Set Direcotry = /opt/JPC/wikiplus/share/sitetemplates
[Fri Jul 24 15:28:52 2015 ] [NOTICE] Change Permission : /var/www/demo.example.jp
[Fri Jul 24 15:28:52 2015 ] [NOTICE] Clear Smarty Directory : /var/www/demo.example.jp/wikitemp/{templates_c,smartycache}
[Fri Jul 24 15:28:52 2015 ] [NOTICE] Create httpd.conf : into /opt/JPC/wikiplus/var/wikiplus/httpd/conf_customer/
[Fri Jul 24 15:28:52 2015 ] [NOTICE] E-MAIL template: /opt/JPC/wikiplus/share/mail/deploy_newserver.txt
[Fri Jul 24 15:28:52 2015 ] [NOTICE] UPDATE DB(set uid,gid,system encrypted password,system_admin encrypted password)=(5000 5000 $1$ik4yFOb5$hajYwaAj6xsgBvPuBV9.J0 $1$tg6Feg7K$z6bHAFsiIYsZZNLbApMod. 2.2.0 20150706001 2)
[Fri Jul 24 15:28:52 2015 ] [NOTICE] Template Set Direcotry = /opt/JPC/wikiplus/share/sitetemplates
[Fri Jul 24 15:28:53 2015 ] [NOTICE] Apache Configuration Syntax OK!
[Fri Jul 24 15:28:53 2015 ] [NOTICE] Apache Restarted!!

インスタンスの情報を変更する

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1. WPADMINにアクセスし「既存サイトのメンテナンス」をクリックして、情報を変更したいインスタンスの「編集する」をクリックします。
 

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2. 変更したい情報を入力し、「確認」ボタンをクリックします。
契約番号WIKIPLUS内部では利用しない、契約管理のための番号です。
必要に応じて入力してください。
FQDNインスタンスにHTTPアクセスするためのFQDNを入力します。
HTTPSアクセスは、https://[システムID].example.jp/のままになります。
サイト著作者名サイト著作者名を入力します。これは、Smarty変数$companynameとして出力されます。
サイト管理者名サイト管理者名を入力します。これは、Smarty変数$authorとして出力されます。
管理者mailサイト管理者のメールアドレスを入力します。このメールアドレスは、システムからのメール送信や、メールフォームプラグインからのメール送信に使用されます。
代理店mailWIKIPLUSのインスタンスを販売した代理店のメールアドレスを入力します。
強制閉鎖インスタンスを強制的に利用不可状態にするときにチェックします。
強制閉鎖されたインスタンスは、公開URLも編集URLもアクセス不可になります。
強制閉鎖タイトル強制閉鎖時の<title>タグ内に表示される内容を入力します。
強制閉鎖本文強制閉鎖時の<body>タグ内に表示される内容を入力します。
アドバンスドアドバンスドモードを有効にするときにチェックします。アドバンスドモードが有効なインスタンスでは、サイト管理者がユーザー・グループを管理したり、FTPアクセスが可能になります。アドバンスドモードに切り替えたインスタンスは、再度無効にすることはできません。
また、アドバンスドモードはサイト管理者が自身で有効化することが可能です。
契約起算日時有料契約日「YYYY-MM-DD」の書式で入力します。
未入力の場合、体験ユーザーの扱いとなります。 
 

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3. 内容に問題ないことを確認し、「実行」ボタンをクリックします。

インスタンス一覧画面に遷移します。

 

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該当インスタンスの「状態」が「予約中」、「作業内容」が「更新」になっていることを確認します。

Web Hosting Managerの動作を待ちます。

 

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5. 一定時間待って更新すると、「状態」が「無し」に変化します。インスタンスの情報変更が完了しました。
 

インスタンスを削除する

ご注意
削除したインスタンスは復元できません。削除操作には十分ご注意ください。

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1. WPADMINにアクセスし「既存サイトのメンテナンス」をクリックして、情報を変更したいインスタンスにチェックを入れ、「削除する」を選択して「確認」ボタンをクリックします。
 

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2. 「実行」ボタンをクリックします。
 

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3. インスタンスの削除は重要な操作のため、管理者の確認が必要です。作成したインスタンスにチェックを入れ、「『確認待ち』から『即時』に変更する」にチェックを入れて「確認」ボタンをクリックします。
 

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4. 削除するインスタンスに誤りがないことを確認し、「実行」ボタンをクリックします。
 

delete-5.jpg

5. 「実行時期」が「即時」に変化します。Web Hosting Managerの動作を待ちます。
 

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6. 一定時間待って更新するとインスタンスが削除され、一覧から表示が消えます。
 

サーバーの設定状態を確認する

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1. WPADMINにアクセスし、「サーバの設定状態確認」をクリックします。

サーバーの設定状態が表示されます。すべて「○」が表示されていることをご確認ください。

 
ご注意
PHPがCGIモードで動作している場合、CGI設定は表示されません。

データベース構造のメンテナンスをする

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1. WPADMINにアクセスし、「データベース構造のメンテナンス」をクリックします。

データベースのアップデートが必要な場合、自動的にメンテナンスが実施されます。

 

新規登録履歴を書き出す

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1. WPADMINにアクセスし、「新規登録履歴のエクスポート」をクリックします。

CSVファイルが出力されます。

 

インスタンス一覧を書き出す

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1. WPADMINにアクセスし、「サイト一覧のエクスポート」をクリックします。

CSVファイルが出力されます。